唐突に振り返る2015年
こんにちは。
ながらく更新を怠っておりました。でも、元気にしています。宝くじを買ってしまうぐらいまっすぐに未来を見据えています。
7億円あたったら(バラ買い派閥)全身脱毛してTOKYOの真ん中にマンション借りて池田泉州銀行に高額・定期預金を組みたいです。
はい。
<今年特に注目度が急上昇したジェンヌさん>
礼真琴さん(礼 真琴(Makoto Rei) | 宝塚歌劇公式ホームページ)
正直これまではあんまり興味はなかったです(ごめんなさい)。でもアデレイドちゃんよ!最高ね…?
<今年特に興味深かった本>
柳原白蓮の記録本→「白蓮:気高く、純粋に。時代を翔けた愛の生涯 | 宮崎 蕗苳 | 本 | Amazon.co.jp」
<今年特に面白かった映画>
マッドマックス怒りのデスロード(参考までに☆ <映画>”モンスター”であなたをみたときからずっと気になっていたの - I'm still looking for. )
<今年特に考えたこと>
朝の連続ドラマ「あさが来た」をできるだけかかさずみています。亀助と呼ばれている番頭さんがキュートです。全然知らなかったけれど(ずっと阿部サダヲ氏もとい破壊ちゃんをみてた…)グループ魂のドラムらしく(!)動画をみると確かに!亀助〜〜〜!しかもちょっと鍛えてるひとの肉体!!
唐突に<今年じゃなくても見ると結局泣く動画>↓
あさが来たは来年の3月まで続く今後も大注目のドラマなのですが、わたしのなんだかずんと心に残ったシーンは押し入れにこもってしまった幼少期のあさに赤いそろばんを差し出す新次郎のえがおでも三味線のお師匠さん(野々すみ花さんというもと宝塚宙組トップ娘役さんです)の涼しい笑顔でもうめのラブレターからの足ぱたぱたでも(かわいかった)「堪忍な」といいながら傷跡に薬をぬってくれる惣兵衛(個人的に一番しびれました)でもなく、この亀助の短い1シーンでした。
単身(とはいいつつあさと亀助)乗り込んだ炭坑で、あらっぽい坑夫さんたちに相手にしてもらえず苦心するあさの袂から、ピストルがでてきてみんなが一斉に驚き急にあさに対し強くでられなくなるシーン、その後亀助が「ピストルみてみんなびっくりしてた」と喜ぶシーン、短いシーンではあったけれどこのときの亀助は狙ってか偶然にかフルメタル・ジャケットのカメラマン(ラフターマン)のようでした。*1
この映画では、終わりに近付き、こういうシーンがあります。ベトコンの女の子(米軍に属する主人公とは対立するベトナム側)が、怪我をして主人公たちに取り囲まれ、もう勝ち目はなくshoot meと自分を殺すよう繰り返すシーンで主人公たちが押し黙ってしまうなか、そのカメラマンだけが生きるか死ぬかの状況から脱してとりあえず今は自分たちが敵に対して圧倒的な強い立場にあることに、自分たちの力に小躍りせんばかりに喜ぶシーンです。
このシーンはこのカメラマンのせいで凄く不気味で嫌な気持ちになります。でもそれはカメラマンだけを排除したいからではなくてそこに自分自身を見つけてしまうから。前半の寮生活での軍曹の厳しさも、おかしくなってしまうレナードも、ピースマークをつけて死体の前にたたずむ主人公の顔がまるでWAR IS OVER、ジョン・レノンのそっくりさんのようにみえる場面も、まだ第三者として傍観できるけれど、このシーンまで進んでしまうともう主人公たちはわれわれであって、カメラマンは大きなわれわれの一部と認識される、翻弄されてきた相手より強い立場にいることにほっとして、うれしくて、感情がでてしまう、「素直」な自分の一部であるような気すらします。
でもそういう力の強さってちゃんと扱えているひとはいるのかな、今年は集団的自衛権の解釈変更の話があって、わたしは、集団的自衛権自体の是非について明確に意見するまでの知識は残念ながら持たないのですが、でも改憲の手続を踏まずに憲法上の解釈変更を行なったのは、それはおかしかったのではないかと思います。集団的自衛権そのものが強い力であることはさておき、解釈変更を許すその権力の有り様にわたしは正直反吐のでる思いです。せんせー、憲法は国家の権力濫用を防ぐ法だって教わって一生懸命覚えたんですけどー、実際には当てはまらないんじゃ徒労感がすごいです。力があっても瀕死の女の子を撃ち殺すためにつかってる場合じゃないんやで。なんでその女の子は瀕死になってるのか、あとなんで自分は武器もって戦ってるのか考えてみて?横暴して国民を裏切ってもまああと80年もしたら全員死んでるやろとか思ってる気がする。そういう長い目で見るはいらない!国家にもクリスマスにも誠実さが欲しいところ!
fini