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「考えたこと」を文字にしようとこころみるブログです/宝塚の話が多めです/でも興味はひろく/観た映画の話もしたいです/パンドラの箱はもうあけてあった

<宝塚>2014年宝塚いく年シリーズ第2弾〜公演編〜

宝塚

こんばんは。

来年1月1日から宝塚大劇場で公演のはじまる雪組公演「ルパン3世/ファンシー・ガイ!」(http://kageki.hankyu.co.jp/revue/408/index.shtml)の記者会見をもう何回も見ています。モンキー・パンチ氏が普通にちぎちゃんルパン(ちぎちゃんとは雪組新トップスター男役!早霧せいな(さぎりせいな)さんです)をお気に入りみたいでほほえましいです*1。ちぎちゃんはそういえばルパンてこんな風な動きしてる!と思わせる何かがあって確実に上手。せし子ちゃん(大湖せしるさん・雪組娘役)演じる峰不二子ちゃんはヘルシイな色っぽさ。そしてやはり主に贔屓の望海風斗さん!!!!!!!を見てます。ステキすぎ。一度も話したことない他人を(わたしは緊張のあまりお茶会デビュウもまだですの、自分磨きがまだなの(意味不明))こんなに好きになってよいのだらうか。

 

 

はい。今日はこの前延期になっていた2014年宝塚いく年シリーズ第2弾〜公演編〜をお届けしたいと思います。このジェンヌさんのこのシーンがあああー!!!きゅーん!!!!!という観点からではなく、舞台作品として面白いと思ったもの、宝塚にくわしくなくても舞台作品として面白く感じたであろう舞台を5つ書いていきたいと思います。

 

その壱.

花組大劇場公演『エリザベートー愛と死の輪舞』(http://kageki.hankyu.co.jp/revue/backnumber/14/flower_tokyo_elisa/

はい。やっぱりこれはわたしが今年一番楽しみにしていたくらいの公演で、期待を裏切らない本当にいい作品でした。歌のあふれる舞台・めくるめく豪華なお衣装・銀橋や鏡そして照明を効果的に使った演出等俄然豪華。舞台展開の迫力も凄いし見応えのあるミュージカルでした。そしてこの作品のよさは舞台の男役に恋をするばかりではなくて娘役に、そう自分の人生を必死で泳いでいかねばならぬシシィ(今回は花組トップ娘役蘭野はな(らんのはな)さんが演じました)に自分自身を重ねあわせられる点にあると思います。実はエリザベートで描かれる男性ってあんまり凛々しいひとがいませんね。そこもシシィ共感ポイントかもしれませんね…笑 大事なところでわかりあえない感じはなぜだか映画「JUNO」を見た後の感覚に近いかも*2

 

その弐.

星組大劇場公演『眠らない男・ナポレオン』

http://kageki.hankyu.co.jp/revue/backnumber/14/star_takarazuka_napoleon/

これも、素敵なナンバーの連続(台詞以上に歌を歌っている)・舞台の効果的な用いられ方・100周年最初の公演こその絢爛豪華なお衣装、ミュージカルとしての迫力が大でした。ナポレオン演じるちえちゃん(柚希礼音(ゆずきれおん)さん・星組トップスター男役!)の歌がうまいの。♩この愛の重さと国の重さを秤にかける〜どうして〜苦しい道を〜選ぶ〜なぜならわたしは皇帝だから〜〜〜っていうあの歌!とちえちゃんの苦悶の表情!ああ〜辛いな〜でもジョゼフィーヌはそんなに愛されて本当に幸せだったと思うよ。ナポレオンの一生を追いかけるためやや話の展開が急で難しかったのですが、ナポレオンとジョゼフィーヌの愛に関してはしっかり描かれていて話に入り込めました。そういえばナポレオンの音源はまだiTunesで発売になりません。まだかなまだかなー。

 

その参

花組大劇場公演『TAKARAZUKA∞夢眩』

http://kageki.hankyu.co.jp/revue/backnumber/14/flower_takarazuka_lasttycoon/

上記2作品はミュージカル一本の作品なのですが、宝塚大劇場では一本の作品はむしろ少数派で、ミュージカルとショーの二本立てになっていることが多いです。この『TAKARAZUKA∞夢眩』は蘭寿とむ(らんじゅとむ)さん(花組前トップスター男役!)の卒業公演におけるショー作品でした。わたしはこのちょっとがちゃがちゃしてるショーとても好きです。演出家のヨシマサ先生(斎藤吉正先生)が、蘭寿さんは一匹狼でみりおちゃん(明日海りおさん(花組現トップスター男役!このときは二番手でした)が高翔さん(高翔みずきさん・花組組長)のボディガード、マイティー(水美舞斗(みなみまいと)さん)は蘭寿さんの分身、とか過剰に作り込まれた世界観を紹介してくださるのがとても好き。暴走してもしっかり受け止めるので以後もぶれずに作り込んでほしいです。しかも幸運にして(見たことある方しか伝わらない書き方になってしまってごめんなさい)ディアマンテ男役全員ひげ回に観劇していたのです。あーおもしろかったよーーー。蘭寿さんがぎらっぎらだったよーーー。ああーーー。ミュージカル一本もいいけどショーも捨てがたいなーーー。あと私調べですが完全にお伴でいらっしゃったのであろう殿方も派手なショーのときはちゃんとご覧になっているように思います。取り込め!男性ファン。

 

その四.

雪組大劇場公演『一夢庵風流記 前田慶次

http://kageki.hankyu.co.jp/revue/backnumber/14/snow_takarazuka_keiji/

これ面白かったです本当に。新作は話がわかりにくかったり伏線を回収しなかったりしてもったいない作品がやや多い印象なのですが、この作品は起承転結がちゃんとしていてすっきりとした印象でした。慶次のよろこび・悲しみがちゃんと描かれていたし、あとキャラクターの判別が付きやすかったように思います(初見のひとには本当に見分け付くか付かないかが面白いか面白くないかの分岐点だと思うの…)。そして、歌舞伎者・慶次というキャラクターを壮さん(壮一帆(そうかずほ)さん・雪組前トップスター男役!)が完全に演じきっていたところが大きかったなあーと思います。松風(慶次の愛馬で人が二人はいって演じていました)に乗った金刺繍学ラン?の壮さんがほんっとうにかぶききっているの。こんな器の壮さんもっと見ていたいよーーーと一面では寂しかったです(壮さんの退団公演でした)。こういうのが見たい、という期待に100%応えてくださる舞台でした。

 

その伍.

雪組梅田芸術劇場シアタードラマシティ公演『心中・恋の大和路』

http://kageki.hankyu.co.jp/revue/backnumber/14/snow_dc_shinjyu/

はい。壱から四まで特に順位はないのですが、この『心中・恋の大和路』は今年一番よかった作品でした。これすごかった。原作が近松門左衛門の『冥途の飛脚』なのですが、脚本がいいのか、演出がうまいのか台本がいいのか…見ていて人物に感情移入してこんなに苦しい舞台は無かったと思います。壮さんを演じる道楽者の忠兵衛が、遊女・梅川(雪組前トップスター娘役・愛加あゆ(まなかあゆ)さんが演じました)を好きになるのだけれど、梅川が別のひとに請け出されそうになる、焦って自分の店のお金に手を付けてしまう、そこからはじまる二人の転落をひたすら眺める舞台なのですが、これがなかなか引き込まれます。冷静になればもっと賢い道があったはずなのにポイントポイント毎に二人は全て選択を間違っていて、そういえば道楽者の体ででてくる忠兵衛は一人遊女たちと同じ白いおしろい、最初からもう運命に弄ばれてしか生きてはいかれない死人の顔をしているのです。うーんこれよかったなー。中盤浮かれた忠兵衛の世界を包摂する「現実」世界でのひとびとの暮らしが忠兵衛の使用人たちによってえがかれるのもにくい演出でした。使用人や商人仲間はみんなまじめに働いていて、晩ご飯のお揚げが一枚多いか少ないかの話をして喜んだり悲しんだりしている。本当は忠兵衛もそういう世界に身を置いているはずなのに、不相応な恋を遊びと割り切れず、無理矢理もぎとって自分から握りつぶしてしまう。「現実」を描く側の女中役の天舞音さら(あまねさら)さんほんっとうによかったよもっと彼女を出した方がいいと思うって今調べてみたら8月に壮さんたちと一緒にご卒業でした…壮さん・あゆっちのトップコンビ・まっつ・天舞音さんみんな慶次で卒業してる…!ああ…忠兵衛・梅川と同じくわたしもやはり愛別離苦なのであった(愛すればこそ)。

 

 

はい。お付き合いくださりありがとうございました。

今年度一番見た出演者さんは(小劇場とか全国ツアーをメインに観劇しない限り毎年そうなる気がするけれど)安定の佐々田愛一郎さんでした(オーケストラ指揮者)。親愛の情を込めてLove一郎・ラブちゃん等と呼んでます(ごめんなさい)。

 

*1:

http://community.pia.jp/stage_pia/2014/10/yuki-lupin0930.html

*2:映画「JUNO/ジュノ」オフィシャルサイト わかりあえないけどそれも飲み込んで最後ハッピーエンドに持っていくところも近いとおもいます